最初これでエラーになってました。
class Range
def my_inject(sum, &block)
self.collect{|v| sum = block(sum, v)}.last
end
end
p (1..3).inject(1){|sum, n| sum + n}
p (1..3).my_inject(1){|sum, n| sum + n}
3行目のblockでundefined methodが出ます。blockはProc型のインスタンスだからです。正しくは block.call(sum, v)。yieldでの呼び出しと時々ごっちゃになるんですよね。
- yieldでの呼び出し
class Range
def my_inject(sum)
self.collect{|v| sum = yield(sum, v)}.last
end
end
p (1..3).inject(1){|sum, n| sum + n} #=> 7
p (1..3).my_inject(1){|sum, n| sum + n} #=> 7
my_injectにyieldがない場合は単に無視され、my_injectの中が評価され返されます。
class Range
def my_inject(sum)
1
end
end
p (1..3).inject(1){|sum, n| sum + n} #=> 7
p (1..3).my_inject(1){|sum, n| sum + n} #=> 1
- 蛇足
これを書いていたときに(1..3)とするところを[1.3]としていてsum + nでエラーになってしまいました。[1..3]は配列の中にRange型のインスタンスが格納されているだけなので sum + nは 1 + 1..3となっていたんですね。
()でrangeを囲む理由は単に1..3.inject(){}と書けないからだと思います。
rubyでは読めるけど見ないで書けないと言う場面によく遭遇しますね。英語みたいですね。書くことは書くことでしか上達しないです。JavaやC#をやってたときは標準ライブラリのメソッド名が長すぎたりするのでeclipceのオートコンプリートに頼ったりAPIドキュメントを見たりしてあまり覚える必要性を感じませんでしたが、rubyの世界ではできるだけ何も見ないで直感的にコードを書ける能力がより重視されている気がします。